スパイダーマンのキスシーンといえば、2002年版の「逆さキス」が映画史に残る伝説の名場面として知られています。さらに『アメイジング・スパイダーマン』ではウェブで引き寄せるキス、MCU版『ファー・フロム・ホーム』ではトム・ホランドとゼンデイヤのキスも話題になりました。この記事では、歴代スパイダーマン映画のキスシーンの見どころや撮影の裏話、ファンの反応をまとめて紹介します。
| 作品名 | 公開年 | キャスト | キスシーンの特徴 |
|---|---|---|---|
| 『スパイダーマン』 | 2002年 | トビー・マグワイア×キルスティン・ダンスト | 雨の中の逆さ吊りキス |
| 『アメイジング・スパイダーマン』 | 2012年 | アンドリュー・ガーフィールド×エマ・ストーン | ウェブで引き寄せるキス |
| 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』 | 2019年 | トム・ホランド×ゼンデイヤ | 戦いの後の再会キス |
| シリーズ名 | スパイダーマン(実写映画シリーズ) |
|---|---|
| ジャンル | アメリカンヒーロー映画 |
| 原作 | マーベル・コミック『スパイダーマン』 |
| シリーズ展開 | サム・ライミ版(2002〜2007年)、アメイジング版(2012〜2014年)、MCU版(2017年〜) |
| 話題のシーン | キスシーン(確認できた範囲では3作品) |
スパイダーマンのキスシーンがある映画一覧
スパイダーマンの実写映画シリーズでは、主人公ピーター・パーカーとヒロインのロマンスが物語の重要な軸になっています。シリーズごとにヒロインもキスの演出も異なり、それぞれが印象的な名場面として語り継がれています。
『スパイダーマン』(2002年)─ 映画史に残る「逆さキス」
サム・ライミ監督による2002年版『スパイダーマン』には、映画史上もっとも有名なキスシーンのひとつが登場します。トビー・マグワイア演じるスパイダーマンが、暗い路地裏で暴漢に襲われたMJ(キルスティン・ダンスト)を救出した直後の場面です。
雨が降りしきる夜、逆さまに吊り下がったスパイダーマンのマスクをMJがそっと半分だけめくり上げ、お礼のキスをするという演出は、他のどの映画にもない独創的なものでした。スパイダーマンの正体は隠したまま、唇だけが露出するというビジュアルが強烈なインパクトを残しています。
このキスシーンはMTVムービー・アワードでベスト・キス賞を受賞し、SCREEN誌の「映画史に残るBESTキス」にも選出されるなど、公開から20年以上経った現在でも「スパイダーマンキス」という言葉が定着するほどの影響力を持っています。
撮影の裏側では、ロマンチックとは程遠い状況だったことが明かされています。キルスティン・ダンストはインタビューで「土砂降りで凍えるくらい寒かった」と振り返り、トビー・マグワイアは逆さまの姿勢で鼻に雨水が入り込み「溺れかけていた」とのことです。ダンスト自身も「ここまで有名なキスシーンになるとは思ってもみなかった」と語っています。
『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)─ ウェブで引き寄せるスマートなキス
マーク・ウェブ監督によるリブート版では、アンドリュー・ガーフィールドがピーター・パーカーを、エマ・ストーンがヒロインのグウェン・ステイシーを演じています。本作のキスシーンは、初代の逆さキスとはまったく異なるアプローチで描かれました。
グウェンの自宅ベランダで、立ち去ろうとする彼女をピーターがスパイダーマンのウェブ(糸)で引き寄せてキスをするという場面です。グウェンがピーターの正体を知った直後という設定で、秘密の共有と恋愛感情が同時に動き出す瞬間として印象的に描かれています。
エマ・ストーンはこのキスシーンについて「とても気に入っている」と語り、「グウェンがキスする相手はスパイダーマンではなくピーターなんです。彼女はまずピーターに恋をするんです」とキャラクターの心情を解説しています。初代がヒーローとしての神秘性を残したキスだったのに対し、アメイジング版は素顔の青年同士の等身大のキスとして対照的です。
なお、アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンは本作の共演をきっかけに実生活でも交際に発展し、来日記者会見でも仲睦まじい様子が話題になりました。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)─ 不器用な再会のキス
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)版では、トム・ホランドがピーター・パーカーを、ゼンデイヤがMJを演じています。ジョン・ワッツ監督による本作では、これまでのシリーズとは異なるリアルな高校生らしいぎこちなさが魅力です。
キスシーンが描かれるのは、ミステリオとの戦いが終わった後のクライマックスです。大惨事となった街でピーターとMJが再会し、ぎこちない二人がようやく結ばれるキスは、派手なアクションの後だからこそ胸に響く静かな名場面になっています。
歴代スパイダーマンのキスシーンが「逆さキス」「ウェブキス」とファンタジー要素を含んでいたのに対し、MCU版は特殊な演出を排した等身大のキスです。10代のぎこちなさと、戦いを乗り越えた安堵が入り混じった表情の演技が、ファンから高く評価されています。
また、トム・ホランドとゼンデイヤは実生活でも交際が報じられ、2025年には婚約を発表。スクリーン上のカップルが現実でも結ばれたことで、改めてこのキスシーンに注目が集まりました。
スパイダーマンのキスシーンの見どころ・注目ポイント
スパイダーマンのキスシーンが特別な存在として語られ続ける理由は、シリーズごとに演出のコンセプトがまったく異なる点にあります。ここでは、各シーンの演出面での違いとファンの反応を掘り下げます。
シリーズごとに変わるキスの演出
2002年版の逆さキスは「ヒーローの匿名性」がテーマです。マスクを完全には脱がず、正体を隠したままキスをするという設定が、ヒーロー映画ならではの切なさとロマンを生み出しました。雨・夜・路地裏というフィルムノワール的な画面構成も、このシーンを特別なものにしています。
2012年のアメイジング版は「正体の共有」がテーマです。ピーターがスパイダーマンだと知ったグウェンとの間で交わされるキスは、秘密を分かち合う親密さが前面に出ています。糸で引き寄せるというスパイダーマンらしいアクションをロマンスに転化した遊び心のある演出でした。
2019年のMCU版は「日常の延長線上のロマンス」がテーマです。特殊な演出を使わず、高校生同士の初々しいキスとして描くことで、観客が自分自身の経験と重ね合わせやすい共感性の高いシーンになっています。
ファンの反応と「スパイダーマンキス」の文化的影響
2002年版の逆さキスは、「スパイダーマンキス」という呼び名で世界中に定着しています。MTVムービー・アワードでのベスト・キス賞受賞をはじめ、SCREEN誌が選出する「映画史に残るBESTキス」にも名を連ねるなど、映画界での評価は揺るぎません。
ファンの間では「あらゆるキスの中でスパイダーマンの逆さキスが最高」という声も根強く、20年以上経った現在でもSNSで定期的に話題になっています。トム・ホランドも「逆さ吊りキスを再現したい」と語るなど、歴代スパイダーマン俳優にとっても特別な存在であることがうかがえます。
アメイジング版のウェブキスは「スマートでおしゃれ」という評価が多く、MCU版は「リアルで共感できる」という声が目立ちます。どのシリーズのキスシーンが一番好きかという比較は、スパイダーマンファンの間で定番の話題になっています。
よくある質問
Q: スパイダーマンの逆さキスは何年の映画?
2002年公開のサム・ライミ監督版『スパイダーマン』です。トビー・マグワイアとキルスティン・ダンストが演じ、MTVムービー・アワードのベスト・キス賞を受賞しました。
Q: スパイダーマンのキスシーンがある映画は全部でいくつ?
確認できた範囲では、2002年版『スパイダーマン』、2012年版『アメイジング・スパイダーマン』、2019年版『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の3作品で印象的なキスシーンが描かれています。続編の『スパイダーマン2』(2004年)では、逆さキスの記憶がストーリー上の重要な転機として登場します。
Q: 逆さキスの撮影は大変だった?
MJ役のキルスティン・ダンストが「悲惨だった」と振り返っています。土砂降りの雨の中での撮影で、逆さまになったトビー・マグワイアの鼻に雨水が入り込み、溺れかけていたとのことです。見た目のロマンチックさとは裏腹に、過酷な撮影環境だったことが複数のインタビューで明かされています。
スパイダーマンのキスシーンを視聴するには?
スパイダーマンの歴代映画シリーズは、複数の動画配信サービスで視聴可能です。サム・ライミ版トリロジー、アメイジングシリーズ、MCU版それぞれ配信状況が異なるため、最新の情報は各サービスの公式サイトで確認することをおすすめします。
この作品は各種動画配信サービスで視聴できます。最新の配信状況は各サービスの公式サイトでご確認ください。
まとめ
スパイダーマンのキスシーンは、2002年版の逆さキスを筆頭に、シリーズを重ねるごとに新しい解釈が加えられてきました。ヒーローの匿名性を活かした逆さキス、糸で引き寄せるスマートなキス、等身大の高校生のキスと、それぞれがスパイダーマンという作品の時代ごとの魅力を映し出しています。
歴代3シリーズのキスシーンを見比べてみると、演出の違いだけでなく、ピーター・パーカーとヒロインの関係性の描き方そのものが進化していることに気づくでしょう。お気に入りのキスシーンを見つけるために、改めてシリーズを通して観てみてはいかがでしょうか。

