漫画のキスシーンで特に話題になった名場面は、『君に届け』『花より男子』『名探偵コナン』『NARUTO』など少女漫画から少年漫画まで幅広いジャンルに存在します。少女漫画では胸キュン必至のピュアな初キスが、少年漫画では物語の転機として描かれるキスシーンがファンの心をつかんでいます。この記事では、恋愛漫画の王道から意外な少年漫画まで、特に人気の高い8作品のキスシーン名場面をランキング形式でご紹介します。
| 順位 | 作品名 | カップル | キスシーンの巻数 | ジャンル |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 『君に届け』 | 風早翔太×黒沼爽子 | 17〜18巻 | 少女漫画 |
| 2 | 『花より男子』 | 道明寺司×牧野つくし | 3巻 | 少女漫画 |
| 3 | 『名探偵コナン』 | 工藤新一×毛利蘭 | 95巻 | 少年漫画 |
| 4 | 『アオハライド』 | 馬渕洸×吉岡双葉 | 7巻 | 少女漫画 |
| 5 | 『NARUTO -ナルト-』 | ナルト×ヒナタ | 映画THE LAST | 少年漫画 |
| 6 | 『進撃の巨人』 | エレン×ミカサ | 34巻(138話) | 少年漫画 |
| 7 | 『ストロボ・エッジ』 | 一之瀬蓮×木下仁菜子 | 10巻 | 少女漫画 |
| 8 | 『ハニーレモンソーダ』 | 三浦界×石森羽花 | 7巻前後 | 少女漫画 |
漫画のキスシーン名場面ランキング【少女漫画編】
少女漫画のキスシーンは、長い片思いや両思いの末にようやく訪れる胸キュンの瞬間として描かれることが多く、読者の心に深く刻まれます。ここでは特に人気の高い5作品をご紹介します。
1位『君に届け』風早翔太×黒沼爽子の涙の初キス(17巻〜18巻)
椎名軽穂による別冊マーガレット連載の『君に届け』は、全30巻にわたる純愛ストーリーです。北海道を舞台に、周囲から「貞子」と呼ばれる内気な少女・黒沼爽子とクラスの人気者・風早翔太の恋模様が描かれます。
2人の初キスシーンは17巻から18巻にかけての修学旅行編で描かれます。付き合い始めてからもなかなか距離を縮められなかった2人ですが、爽子が涙ながらに気持ちをぶつけた末に風早が応えるようにキスをする流れは少女漫画史に残る名場面です。
交際開始から初キスまで数巻にわたってじっくり描かれるのが本作の特徴で、焦らされた分だけ読者の感動も大きくなっています。その後22巻以降でもキスシーンが登場し、関係の深まりとともに表現が変化していくのも見どころです。
ファンの間では「少女漫画の初キスといえばこれ」という声が多く、アニメ化や実写映画化を経ても原作漫画のキスシーンが最も評価されています。
2位『花より男子』道明寺司×牧野つくしの事故キス(3巻)
神尾葉子による全37巻の大ヒット少女漫画『花より男子』では、庶民の女子高生・牧野つくしと超お金持ちの御曹司・道明寺司の波乱万丈な恋愛が描かれます。
2人の初キスは3巻、熱海にある青池和也の別荘でのシーンです。滞在中に起きた「事故のようなキス」は、それまで反発し合っていた2人の関係が大きく動き出すきっかけとなりました。
道明寺の不器用な愛情表現と、つくしの気の強さがぶつかり合う中での突然のキスは読者に衝撃を与えています。全37巻を通じて何度もキスシーンがありますが、この3巻の初キスが「最も印象的」という声が根強い作品です。
3位『アオハライド』馬渕洸×吉岡双葉のやり直しキス(7巻)
咲坂伊緒による全13巻の『アオハライド』は、別冊マーガレットで連載された青春恋愛漫画です。中学時代に両思いだった馬渕洸(旧姓・田中)と吉岡双葉が、高校で再会してからの切ない恋模様が描かれます。
7巻の文化祭でのキスシーンは、まず「事故キス」としてアクシデントで唇が触れてしまい、その後洸が「やり直し」として本気のキスをする展開です。洸が双葉の腕を掴んでの不意打ちで、読者の間では「事故キスからのやり直しキス」として語り継がれています。
アニメ版や実写映画版でもこのシーンは再現されていますが、原作漫画ならではの繊細な表情描写がファンから評価されています。最終話でもキスシーンが描かれ、物語の締めくくりとして印象的です。
4位『ストロボ・エッジ』一之瀬蓮×木下仁菜子(10巻)
同じく咲坂伊緒による全10巻の『ストロボ・エッジ』は、恋を知らなかった高校生・木下仁菜子が学校一のイケメン・一之瀬蓮に恋をする王道ストーリーです。
蓮と仁菜子のキスシーンは10巻の特別編で描かれたとされています。本編を通じて仁菜子の片思いがゆっくりと実っていく過程が丁寧に描かれ、最終盤でようやく結ばれる展開は読者の達成感を大きく高めました。
なお、安堂が仁菜子のおでこにキスをするシーンも別に描かれており、三角関係の中でのキスの意味合いの違いが際立つ構成です。2014年には実写映画化もされ、キスシーンの再現が話題になりました。
5位『ハニーレモンソーダ』三浦界×石森羽花の不意打ちキス
村田真優によるりぼん連載の『ハニーレモンソーダ』は、2025年12月時点で既刊30巻の人気恋愛漫画です。中学時代にいじめを受けていた石森羽花が、高校で出会ったレモン色の髪の三浦界に惹かれていく青春ストーリーが展開されます。
界は言葉よりも行動で気持ちを伝えるタイプとして描かれており、キスシーンもその延長線上にあります。7巻前後で2人の関係が進展し、界が羽花に不意打ちでキスをするシーンはファンの間で特に話題になりました。
現在も連載が続いている作品のため、2人のキスシーンは物語の進行とともに複数回描かれています。実写映画化もされており、原作漫画との比較を楽しむファンも多い作品です。
漫画のキスシーン名場面ランキング【少年漫画編】
少年漫画ではキスシーンが描かれること自体が珍しく、だからこそ登場した際のインパクトは絶大です。バトルや冒険がメインの作品の中で、物語の転機として描かれるキスシーンをご紹介します。
1位『名探偵コナン』工藤新一×毛利蘭の告白キス(95巻)
青山剛昌による長期連載作品『名探偵コナン』で、ファンが長年待ち望んでいた工藤新一と毛利蘭のキスシーンが描かれたのは95巻の「紅の修学旅行編」です。
新一がロンドンで告白した言葉への返事として、蘭が新一の頬にキスをするこのシーンは、連載開始から約25年を経てようやく実現した瞬間でした。原作1000話記念のエピソードとして描かれ、2人が正式に交際を始める重要な場面です。
アニメでは第928話として放送され、SNSではトレンド入りするほどの反響がありました。青山剛昌先生がこのキスシーンの原画を自ら担当したことも話題となっています。
2位『NARUTO -ナルト-』ナルト×ヒナタの映画キス
岸本斉史による全72巻の『NARUTO -ナルト-』では、主人公ナルトと日向ヒナタのキスシーンは原作漫画本編ではなく、2014年12月公開の映画「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」で描かれました。
この映画は原作699話と最終700話の間の時期を描いた作品で、ナルトがヒナタへの恋心を自覚し2人が結ばれるまでの物語です。映画のクライマックスで描かれるキスシーンは、原作を通じて積み重ねられたヒナタの一途な想いが実る感動的な瞬間として多くのファンの涙を誘いました。
アニメ!アニメ!が実施した「好きなキスシーン」アンケートでは上位にランクインしており、少年漫画のキスシーンとしては屈指の人気を誇ります。原作最終話の700話では2人が結婚し、子どもも登場しています。
3位『進撃の巨人』エレン×ミカサの衝撃キス(34巻・138話)
諫山創による全34巻の『進撃の巨人』のキスシーンは、通常の恋愛描写とは全く異なる衝撃的な文脈で描かれました。
138話(34巻)で、ミカサがエレンの首を切り落とした直後にキスをするこのシーンは、漫画史に残るほどの衝撃を読者に与えました。「地鳴らし」を止めるためにエレンを討つという決断と、それでもエレンへの愛情を手放せないミカサの感情が凝縮された場面です。
アニメ!アニメ!のキスシーンランキングでも上位に入っており、「胸キュン」というよりも「衝撃」と「悲しみ」の感情とともに語られるキスシーンです。物語のテーマである「自由」と「愛」が交差する象徴的なシーンとして高い評価を受けています。
漫画キスシーンの見どころと少女漫画・少年漫画の違い
漫画のキスシーンは、ジャンルによって描き方や物語上の位置づけが大きく異なります。ここでは少女漫画と少年漫画の違い、そしてキスシーンが名場面として記憶に残る理由を見ていきましょう。
少女漫画のキスシーンは「ゴール」、少年漫画では「転機」
少女漫画では恋愛がメインテーマのため、キスシーンは物語の大きな「ゴール」として描かれる傾向があります。『君に届け』のように17巻まで初キスを引っ張る作品もあれば、『花より男子』のように3巻で事故キスを描いて関係を動かす作品もあります。
一方、少年漫画ではバトルや冒険が主軸のため、キスシーンが描かれること自体が稀です。だからこそ『名探偵コナン』の95巻でのキスシーンのように、登場した際には大きな話題を呼びます。
『進撃の巨人』のように恋愛とは異なる文脈でキスが描かれるケースもあり、少年漫画のキスシーンは物語の「転機」や「象徴」として機能することが多いのが特徴です。
名場面になるキスシーンの共通点
今回ご紹介した8作品に共通するのは、キスシーンに至るまでの「溜め」が十分に描かれている点です。『君に届け』の17巻分の片思い、『名探偵コナン』の約25年分の関係性、『NARUTO』のヒナタの一途な想い——いずれもキスに至るまでの感情の積み重ねがあるからこそ、そのシーンが心に刺さります。
「不意打ちキス」「事故キス」「やり直しキス」など、キスのシチュエーション自体にドラマ性があることも重要な要素です。『アオハライド』の事故キスからのやり直しや、『花より男子』の熱海での事故キスなど、偶然と必然が絡み合う展開が胸キュン度を高めています。
漫画のキスシーンに関するよくある質問
Q. 少女漫画で一番有名なキスシーンは?
確認できた範囲では、『君に届け』の風早×爽子の初キスシーン(17巻〜18巻)が最も多くのファンから支持されています。修学旅行編での涙のキスは「少女漫画のキスシーンといえばこれ」と語られることが多い名場面です。
Q. 少年漫画にもキスシーンはある?
少年漫画でもキスシーンが描かれる作品はあります。『名探偵コナン』『NARUTO -ナルト-』『進撃の巨人』のほか、『ジョジョの奇妙な冒険』や『幽☆遊☆白書』などでもキスシーンが確認されています。少女漫画と比べると登場頻度は少なく、描かれる際は物語上の重要な場面であることがほとんどです。
Q. このほかにキスシーンが話題の漫画は?
今回のランキングでは取り上げきれませんでしたが、『近キョリ恋愛』(みきもと凜)や『NANA -ナナ-』(矢沢あい)なども、キスシーンが印象的な漫画として知られています。また、BL漫画ジャンルでもキスシーンが話題になる作品は多数あります。
漫画のキスシーン名場面を読むには?
今回ご紹介した作品は各種電子書籍サービスや書店で読むことができます。最新の配信状況は各サービスの公式サイトでご確認ください。
まとめ
漫画のキスシーンは、少女漫画の胸キュンな初キスから少年漫画の衝撃的な名場面まで、作品ごとに全く異なる魅力を持っています。『君に届け』の17巻分の想いが実る瞬間も、『進撃の巨人』138話の壮絶なキスも、どちらも読者の心に残る名場面です。
気になる作品があれば、キスシーンに至るまでの過程も含めて原作漫画で読んでみてください。物語全体を通して読むことで、そのシーンの感動は何倍にも膨らみます。

